山の中のアートスペースmélangesは本の収納書庫を必要としています!


the house is in the mountain / the mountain is in the house

 

 

 

mélangesは様々なアートを10000冊の蔵書と共に紹介する南伊豆の古民家オープンスペースです。今まだ多くの本たちが梱包されたまま箱に収められスペースに置かれています。 本の収納書庫を建て、展示やworkshopパフォーマンスなどにスペースをフルに使えるよう整えたいと思います。

 

 
mélanges

mélanges [メランジユ]とは、フランス語で混ぜ合わせるという意味。

 

山の中

 
mélangesは山のポケットにすっぽりと入り込んだ、竹林と大きな山桜の木のある庭を望む傾斜に建っています。

 



 

201

光の空間へ

この家を最初に建てられたオーナーの方がアンティークのディーラーをされていたということで、玄関の扉や各部屋の引き戸、照明、家具など、いたるところに気が行き届き、タイムスリップしたような懐かしさと落ち着きを感じられる家です。
この家に出会った時、家自体の持つ存在感と美しさ、プラス有り余るほどの自然との融合にひらめきを感じ、ここから何か発信できたらという思いが強く湧き起こりました。私たちの脳裏からこの家の映像がこびりついて離れなくなってしまったのです。
引き戸をすべて取り外すと。二つの部屋と面する廊下を含めて、大きな広い一つのスペースとなります.そこから続く玄関は二階の天井まで吹き抜け、高く広がっています。
個々の違った部屋が、このような大きな一つのスペースになり、各方向から入ってくる光によって、様々な表情を見せてくれます。南からの光は、二階の二つの大きな窓から、玄関の暗い中に浮かぶビームライトとなり、闇を切り抜けてきます。北からの光は、向かいの山の上の雲から太陽の光が鏡のように反射してきて、この二部屋の大きなスペースに、柔らかく包み込むような光となり、廊下そして玄関まで透過してきます。
溢れるこの自然光が、パフォーマンス、画家のアトリエ、写真のスタジオ、様々な展示にと、彼らの仕事をより良く演出してくれることでしょう。ただ何もしないで、揺れる木々と本を傍らに、沈黙を楽しんでいただくこともできますが…
 
光の空間へ light space lumière à l'endroit pt.1

 

光の空間へ light space lumière à l'endroit pt.2


 

 この2つの動画は2014年12月、まだ引っ越してくる前に撮ったものです。家は再び、動画で見た様な、何もないスペースに戻るでしょう。それと同時に、本が収納書庫におさまります。
 

 


 
2014年12月~2016年10月
2年の時を経て前オーナーの方とのご縁で晴れてこの家を購入する運びとなりました。
家の改修を始めたのは2015年。入居の際、展覧会やワークショップをするために、当面補修が必要な箇所はそれを済ませました。
 


そして、家の脇に一般開放の小さな図書室(約2000冊の書籍を収納できる6畳のスペース)を建造しました。この図書室は展覧会や講演や小規模のグループによるワークショップの会場としても利用できます。

 

 


 

 


 
2015年春に引っ越してきた時、家中が10000冊の本の入った箱の山となりました。 

 

 


だから、今、図書室は一時的に本の倉庫として使われている状態です。

 


準備に1年を費やしやっとこの秋mélangesとしてopenするまでこぎつけました。 
 

 

 

Fall 2016 mélanges opening


 


2016年10月

 
時の本

 

プレオープンでは本をテーマに、南伊豆にアトリエを持つRyoさんの展示をしました。
本を使って作ったオブジェ作品、ライトや時計など、ちょっと胡椒味の効いたかっこいい作品がmélangesのエントランスを飾ってくれました。


melanges-izu.net/ryo.html


時の本-livre d'heures-book of hours

時の本-livre d'heures-book of hours from jeanmarc raynal

 

 

2016年11月 

古いレア本

フランスの古い建築の本や、ジョイス「ULYSSES」の初版本。東西合わせた子供の教科書本のコレクションなど、なかなかお目にかかれない古い本たちの展示をしました。一部の本の売上金は本の収納書庫を立てるための基金といたします。


 melanges-izu.net/hon-nov16.html


 
 
2016年11月


器の金継ぎworkshop

金継ぎ とは、割れたり欠けたりした器を漆で接着し、接着部分を金や銀で装飾して仕上げる日本独自の修復技術。修理後の継ぎ目を「景色」と称して趣を楽しむという、日本人らしい美学が詰まっています。
すてきなMihoさんという講師をお招きして、みんな様々な直したい器を持ち込み眺めの良い日本間で黙々と作業をしました。3時間に渡る作業の末出来上がった時の嬉しさと感動と言ったらひとしおで、また参加したいという声も多数聞かれました。また今年も開催したいと思います。


melanges-izu.net/kintsugi.html

 

kintsugi-金継ぎ-ceramics_repair-workshop-November 3rd, 2016

 

 


 
2016年12月

 
森を歩く


mélanges周辺の山を歩き、山からいただいてきた蔓や枝、実のものなどを使いリースを作りました。各々自分のセンスで素敵なリースを完成させました。みつけてきたものから教わるように形作って行く過程が、予想もつかず面白いものになっていく、見ていても楽しいworkshop となりました。終わりに森のテーブルでみんなの作品を眺めながらお茶をしました。


melanges-izu.net/forest.html


 
 
2016年12月 


山-la montagne-the mountain-yama


 
山の中に暮らすのはとてもユニークな経験です。ワクワクしながら、ちょっと怖さもあり、そんなことを川端康成が「山の音」の中に書いています。
山の中に暮らし、家の中に本が山積みになっている。うちの中にも山がある状態。
この家は山の中に建っている/そしてうちの中にも山がある。ということでこの山の展示をすることになりました。
ポール・セザンヌ(1839-1906)の画集、川端康成(1899-1972)の本、矢谷長治(1915-2014)の絵、ビデオでの紹介、これからmélangesが目指していくモデルとなる本を活かした展示となりました。
セザンヌはセント ヴィクトワール山の絵を多数描いています。川端康成の小説「山の音」を含む本のカバーにも山の絵がたくさんあります。
矢谷さんも多くの山の絵を描いている。mélangesの近くの風景画もたくさん。
矢谷さんのアトリエの壁に中国の拓本をコラージュした「山」の作品がかかっていました。
この「山」も含めた矢谷さんの作品がmélanges に展示されました。


山 cézanne-kawabata-yatani

 

「矢谷さんのしっかりと描かれた
クロッキーの山の絵と
その約50年後に描かれた
ブルーと黄色の山の絵が
今、川端康成の山の音とともに
展示されています。」
 

山 at mélanges

 

この展示は違う要素、絵画、プリント、本、そしてバックグラウンドの異なる3人の作家を混ぜ合わせて(mélanges)どうなるのか試すための良い機会となりました。展示の中に小説家をいれてみたのも、本がこの違う場所と時代に生きた三人のアーティストの架け橋となり助けてくれることを見てみたかったのです。


 

 


本のコレクションの概要

mélangesにはフランス・アメリカ・日本で30年以上に渡り集めてきた1万冊を超える本のコレクションがあります。多くはアート本で、古くは17,8世紀からのレアな本も多数存在しています。


☆だいたいが、英語、日本語、フランス語の本です。
そのうち約半分はアートの本が中心で、1つのトピックについて作られた本(画集や写真集、コレクション、作家やアーティストについての本などなど)、展覧会図録、アートについての学習本。7割ぐらいが、西洋美術に関するもの。西洋美術でないものは、日本と中国の美術(書や茶道など)の本です。
☆その他数百冊を超える本のコレクションたち

*建築、古いフランスと日本の大工仕事を含めて。
*ボタニカルアート、花や植物、ガーデニング
など(生け花も含む)。この中には、19世紀後半のフランスの紳士が作ったハーブの押し花コ レクションもふくまれています。
*映画、アントニオーニ、エイゼンシュテイン、ゴダール、ロメール、小津安二郎、大島渚の書いたものを含めて、数冊のアメリカの古い映画のスクラップブック(1920年代)、1958年から1972年までの全てのCahiers du Cinéma 雑誌。
*古い小学校のテキストブックとマンガ雑誌フランスと日本、1800-1960。
*本の歴史と修復。
*仏教美術。

*古いフランスの新聞や雑誌(1860年代-1930年代)のコ レクションもあります。

 

☆残りは読み物で西洋作家のものが中心です。詩集が多くあります。それと哲学書。そして
日本の作家の本をフランス語、英語に訳したものもいろいろあります。あとは、ヨーロッパ、アメリカ、アジアの歴史の本もあります。
ここに参考に本のタイトルをあげてみます。


http://melanges-izu.net/books.html

 

 

 

Events 2017


Deuの竹から作る尺八ワークショップ
竹から自分で尺八を作るのがファーストステップ。音を出すだけでも難しく、マスターするまでにかなりの時間がかかるそうですが、自分のユニークな尺八を知り学んでいけることに特別な意味を持てることと思います。合わせてDeuのサロンコンサートも企画中です。
 
書ー脈々と流れる伝統を引き継いで
下田の書の師範 船津環洋(明治45年5月8日~平成2年5月17日)さん、もう亡くなられていますが今でも多くの方に愛されている素晴らしい書を書かれた方です。
その教えを引き継いで先生となった船津さんのお弟子さん堤柳泉さん。南伊豆の地元書家。それぞれの作品とともに書の本のコレクションも展示いたします。

矢谷長治の物
生前矢谷さんと共に生きた身近な物、オブジェ、絵の道具、書の作品、本、布、などなど矢谷さんのスケッチやノートなども合わせて展示いたします。
 


 
 


収納書庫を建てることがmélangesがこのスペースをフルに使い多くの人々にアートと文化を楽しんでいただけるようになるための最後のテップとなります。

 

収納書庫は約8000冊の本を収納します

 

 

収納書庫の見積書添付します


 

 

 

リターン returns


すべてのリターンにオリジナルしおりとthank you e-mail、収納書庫完成までの週間リポートをお送りいたします。

 

10000円
miroirs français

 


100000円
灯の灯る本の中の図書室
Ryoさんがmélangesのクラウドファウンディングのために寄贈してくださった作品
‘portable desk & library with illumination’. instagram-ビデオ

 

1500000円
ナン・ゴールディンの写真プリント
NAN GOLDIN : 「Buzz and Nan at the Afterhours, NYC, 1980」
information
publication history:
The Ballad of Sexual Dependency, p.125
New York Times, August 16, 2016

 

 

 
 
mélangesを訪れてくださった方からのコメントを添付 


美紀 Miki
Kikaの常連のお客様でmélangesのopenに興味を持って駆けつけてきてくださいました。
yokohama
16/10/23

「福武總一郎の言葉で、文化は経済に従属するのではなく、その反対でなければならない、との言葉があり、わたしはそれに強い感銘を受けています。日本は今、少子化という大問題を抱えています。社会のから、ドロップしたと思われる人間をうまく使っていかないと経済さえ回っていきません。海外から労働力を入れてもそれをうまく回せる気性が日本人にはまだ備わってないとわたしは思います。まず、人間を育てるのは文化だと思うので、できるだけ、このmélangesの情報を理解ある方々に広めていきたいと思います。わたしのできることはほんの少しのことですが。」 
 

渡辺富美子 WATANABE Tomiko 
(81歳)南伊豆在住
昔は海に潜っていた海女さん。今は石廊崎からのひじきを加工して販売したり、畑をしたりと
元気に活動されています。
16/11/08

「自分が育った農家の家を思い出しました。
子供の頃、土間でお餅をついたりしたな~とても懐かしい雰囲気です。」
 

福嶌のぞみ FUKUSHIMA Nozomi 
下田在住
NZからパールを輸入、販売している。
16/11/09


「南伊豆周辺には多くのアーティストやミュージシャンがいるので
発表の場としてmélangesのような施設ができたことを喜ばしく思います。」
 

赤池彩 AKAIKE Aya 南伊豆在住
南伊豆の無農薬のお米や野菜を使って体に良い加工食品を提案、販売している。
16/11/11


「お友達から頂いた大切な器を壊してしまい、いつか絶対に直したいとずっとあたためていて、金継ぎワークショップの話を聞きつけ参加しました。ちょっと大きなものでしたが、富士山みたいな模様ができて綺麗に直すことができ大満足でした。」
 
「初めてmélangesを訪れた時、着物を着た夏目漱石みたいな文豪がが出てきそうな家だなと思いました。タイムスリップしたような感じがしました。」
「とても集中して作業ができました。古いパーツを持ち寄って作られた家とのこと、何か家自体から魂のこもったパワーを感じられました。」
 
 
鏑木章裕、千夏子 KABURAGI Akihiro and Chikako
南伊豆在住
章裕さんは村おこしに携わるお仕事をされている。
千夏子さんはヨーロッパで数年ダンスの勉強をしていたとのこと。 
16/11/16


「南伊豆は自然がとても豊か。そして住んでいる人たちも面白い。
でも各々自分のことをしていてあまり集まる機会がないのでmélanges ような場所ができて嬉しく思います。建物もとても美しいです。」
「金継ぎワークショップ、とても綺麗にできて嬉しく思っています。
ものを大切にしていくという考え方にも感銘を受けました。
愛着を持って大切に使います。」 
 
 


Thank you!
小関三郎さん
矢谷千景さん
南伊豆町商工会 高橋さん
Deuさん
Miki さん
Ryoさん
模型製作
萩原卓建築設計事務所/T.Hagiwara Architects
トモさん、卓さん
船津ひろみ
campfireのクラウドファンディングキャンペーンにあたって、いろいろご支援ご指導いただいた方々すべてに、感謝いたします。 
 

 

mélangesを世界中のたくさんの人々に本とアート、自然、そして様々な体験を楽しんでいただける場所として育てていきたいと思います。